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WORKS実績紹介

周年を機に、新しい顧客層に向けてユーザー目線で「使いよさ」を再構築

KTC(京都機械工具株式会社)/nepros

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Outline概要

KTC様のプレミアムハンドツールブランドnepros(ネプロス)が発売25周年を迎えるのを機に、既存ユーザーのロイヤリティ向上と新規ユーザーの開拓を狙って、ユーザー価値をダイレクトに伝えるコンテンツが求められていました。

クライアント KTC(京都機械工具株式会社)
業種 自動車整備用工具、医療用工具および関連機器、その他一般作業工具およびこれらに関連する機器の製造販売
Webサイト

http://ktc.co.jp/

このプロジェクトの提供サービス ブランドサイトの企画・制作、ブランドムービーの企画・制作

●クライアント

KTC様は日本を代表し、国内市場シェアNo.1を誇るハンドツールメーカー。国内外の数多くの競合他社とは違い、理想と確信をもって主力製品を国内一貫開発・生産体制でリアルmade in Japanを送り出す。

●製品ブランド

ハンドツールを使う作業環境の中で、最も過酷で精度を要求されるプロの自動車整備士向けブランド。KTC様では最高級に位置づけられる。1995年に発表されて以来、革新を続け、常にプロユーザーの最高の満足を生んでいる。

Approach我々のアプローチ

使いよさを確信させるブランドムービーの制作

●制作物:ブランドムービー「プロはなぜneprosを選ぶか? - Professional‘s Choice」

1

〔課題の抽出〕

“なんとなく”を確信に変えよう

ハンドツールは人が直接手にして使うものだけにフィーリングが大事。既存ユーザーはneprosをなんとなく「いい製品だな、使いやすい」と思ってはいる。しかし私たちは、なぜそう感じるのか?と気づかせるユーザー目線の情報が必要だと考えていた。製品の素材やデザイン、生産方法などにその理由があるのだが、これをユーザーの使いよさと結び付けて伝えれば“なんとなく”が解消され、はっきりと“大好き”と確信してもらえるのではないか?という発想がプロジェクトのスタートだった。

2

〔独自の体験メソッド〕

自動車やバイク整備を想定して徹底シミュレーション

そのためには使い手がどんな良さを感じているかを把握することが重要なポイントだった。そこで自動車やバイク整備を想定した体験会を行い、他の有名メーカーのものも使い比べてみた。特に最近の自動車はコンパクトなボディの中に様々なパーツがぎっちりと組み込まれている。手や指がやっと届くところを微妙なタッチで部品を外す場面もある。また厳しい条件にさらされているため、ボルトが固くてなかなか外せない・・・など、さまざまなシチュエーションをイメージした。

3

〔課題解決の方向性〕

キーワードはillustration、つまり図解だ

そして導き出されたキーワードはillustration、つまり図解だった。例えばラチェットハンドルのギア数は多いほど、少ない動作でもボルトが締まる。レンチは強くて丈夫だけでなく、ボルトを締める時に柄がしなるので、限界値の一歩手前が手に伝わる・・・など、ハンドツールの力学的なエネルギー変化が使いよさに結びついていた。これを“説明”ではなく、ユーザーに“感じて”もらうには図解が最適だったのである。

4

〔制作物への落し込み〕

美しいオーラをも伝えるには動画しかない

実は体験を通じて、もうひとつ分かったことがある。それは「美しいハンドツールは、使う用事がないにも関わらず欲しくなる」ということだ。優れた製品はその価値が姿全体からオーラをまとうように放たれているものだが、neprosというブランドはまさしくそれだ。この美しさと、使いよさを“感じさせる”図解を共存させることを考えると、表現の方法はやはり動画以外に考えられない。そしてこの使いよさを理性でも感じて欲しいというメッセージを込めて、動画を「プロはなぜneprosを選ぶか? - Professional's Choice」と名付けたのである。

成果

Webコミュニケーションはもちろん、展示会や営業現場など、様々な場で活用され、新規ユーザー開拓に貢献した。

■ クライアントからのメッセージ

四関 繁樹 様
KTC(京都機械工具株式会社) ブランド戦略部

キャップスアソシエーションはハンドツールのことをよく知っており、整備士の目線で体験してみて実際の使用感を捉えてくれるので安心して仕事を依頼できます。Webのコンテンツや動画以外にも、私たちが持っていない視点から新鮮な提案をしてくれるので、これからも期待しています。

■ 制作スタッフよりひとこと

プランナー 光岡 太郎

ほとんど知られていませんが、プロの自動車整備士さんは、自分が使うハンドツールは会社支給ではなく、自分で購入されます。

つまり、自分がもっと良い仕事をしたいから良いものを選びたいという気持ちがあるはずなので、そうした向上心やプライドみたいなところに響くコンテンツ制作をこれからも心がけたいと思います。

プロデューサー 加藤 良介/株式会社ディーヴァ

美しいフォルムを見せる黒ベースの背景と、イラストレーションで機能的な良さを伝える白ベースの背景を組み合わせることにより、感性と理性の両方に訴えかける映像に仕上がったと思います。騒々しい展示会場でも足を止めてご覧いただけるようなインパクトを重視して制作しました。

■ そのほかの実績

K T C 様のブランドサイトを制作させていただきました。

ブランドサイト「3つのチカラ」

http://ktc.jp/brand/

ツールを使われる作業者の方のみならず、ソリューション提供や将来的な展開も踏まえ、企業としてポテンシャルを「3つのチカラ」として構成しました。

KYOTO TOOL

株式会社 キャップスアソシエーション

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-20-12

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